「わたしたちができるPFAS対策は!?」
ハイサイ!!
雨続きだった沖縄ですが、今日は気持ちのよい晴れ!
28℃!日差し、容赦ない。笑
さすが赤道が近い。空気もあまり湿気を感じず、洗濯乾くーー!!(喜)
さて、今日のブログでPFAS問題、一旦一区切り。危ないのはわかったけど、じゃあどうすればいいのか!?肝心なテーマの「わたしたちができるPFAS対策は!?」です。
では、いってみましょーーーー!!
「わたしたちができるPFAS対策は!?」
難分解性のPFAS。
一度汚染されると半減期が長いので、なかなかきれいにならず残り続けます。
もちろん体内にも。日々、何らかの形で摂取していると、分解・排出されづらいので溜まる一方。なので、極力取り入れないことが大切です。
では、なにをどうしたらよいのか。
1.水道水の汚染状況を知り、浄水器をつける。
知らずにいつも使う水道水からの暴露を防ぐために、まずご使用の地域の水道局に問い合わせをするか、ホームページなどで確認します。
我々も、水道局に行って、実際に水道水中のPFASの含有量のデータをいただけました。
また、浄水の際のPFASをろ過し終わった活性炭フィルターをどのように処理しているかも聞くことができました。(しかし、焼却後燃えカスがどこにいくのかは把握していないとのこと。焼却しないで土壌に埋めてしまう業者も存在します。驚きです・・・土壌汚染しとるがな!!って話。)
水源がどこなのかも知っておくといいと思います。(水源付近で汚染がわかれば、対策しやすい)
また、沖縄や東京のPFAS汚染地域住民の血液検査から、いつも水道水を飲んでいる人たちの中で、『浄水器を設置している人のほうが血中のPFAS濃度が低かった』ということがわかっているのです。(京都大学原田准教授調べ)
なので、さまざまな浄水器がありますが、なるべく人体への影響が懸念される銀イオンや中空糸膜ではない、活性炭を使った浄水器を設置することをおすすめします。(炭は吸着・解毒作用が優れています。また食べても問題ありません)
我々が扱っている素粒水の浄水器は、より吸着作用に優れた「繊維状活性炭」のフィルターです。粒状のものより、約5倍ほど不純物をとることができます。ぜひ、水道水をよくご利用の方で、まだ浄水器を設置されていない方は、浄水器の設置をぜひご検討くださいね。PFASだけでなく、次亜塩素酸やトリハロメタンなど有害な物質を減らすことができます。
2.地域の土壌などの汚染状況を知る。
これもとっても大事なことで、水だけでなく土壌も汚染されてます。
実際にフッ素加工の化学工場の近辺は汚染されており、勤務している従業員の血中からも高濃度のPFASが検出されています。
土壌が汚染されているということは、そこで育った農作物もPFASを含んでいる可能性が高いのです。 水道水からの暴露より、食べ物からの暴露のほうが多いとも言われているぐらい。
ちなみに衝撃なのが、下水処理で使った汚泥再処理し、家庭菜園などでも使う有機肥料に使用して販売しているんです。これ、有機って言える??PFASは微生物でも分解できません。知らずに使って野菜などを育てている場合もあります。
汚染状況を知り、無農薬にこだわるのも大切ですが、普段食べる農作物も「産地」を調べて選ぶ必要があるのです。これは農家さんにとっても、悩ましい問題です。
実際、沖縄でも宜野湾で田芋(タイモ)を無農薬で作っていた農家さんがPFAS汚染で農業ができなくなった話もあります。美しい田芋畑が消えました。 ほんとにやるせない、悔しい話です。
3.フッ素樹脂加工製品の使用を極力避ける。
これは非常に難しいことなんですが、、、まずもう生活のあちこちにたくさん使用されているのと、やはり便利ーー!!!ってのが、難易度を上げる・・・笑
まず、よく使うフッ素樹脂コーティングのフライパンやお鍋を、鉄製やステンレスに変えてみる。いい鉄フライパンだと、まぁまぁのお値段がするんですが、高いものじゃなくても、手入れすれば長く使えるし、そして熱々に熱した鉄フライパンで作る野菜炒めが中華料理屋さんの味になって超美味しい。なんだろう、あの鉄鍋マジック(そこかよ)
そして鉄フライパンで調理するだけで、ちょっと鉄分とれてるかも?のお得な感覚を得られる(貧血気味の方は朗報。笑)
焦げたらガシガシこする。
水分飛ばして油塗っておく。
タフな鉄製品、おすすめです。
それから、撥水や防汚加工のカーペットや衣服を避ける。
これはですねー、とくに小さなおこさん、ハイハイしている赤ちゃんがいるご家庭にお伝えしたい。小さな子は床からの距離が近いので、そのPFASを含んだハウスダストを大人よりも吸い込んでしまうそうです
ハウスダストかーーー!!考えたことねー!!盲点。
なので、汚したくない、濡らしたくないのはめちゃくちゃ気持ちがわかるのですが、出来る範囲でなるべくPFAS不使用の敷物などに切り替えるのもひとつの方法です。
今ご使用のものがどうなのか、ご心配な方はまずメーカーに問い合わせてみましょう!!
ちなみに先日、白い靴を買って、靴屋さんで汚れ防止のコーティングをおすすめされたのですが、それはシリコンのコーティングでPIFAS不使用でした!
シリコンは体内から排出されやすく人体に大きな影響はないとされています。
このように少しずつPFAS使用のものから切り替えている商品やお店もあるので、上手に選びましょう!!
また全てではないにしろ、耐油紙にもPIFASが含まれている場合があるので、毎日お弁当を作る方は、おかずを入れるカップをPFAS不使用のものや、シリコンカップに変える、というのもひとつの手です。
チリも積もれば・・・・といったように、毎日の積み重ねが後々大きな安心につながると思います。もちろんできる範囲で。
4.PFAS使用の化粧品類を避ける。
意外に知られていないのが、化粧品にもPIFASが含まれている場合があるということです。とくにPFASの特性を生かした「落ちにくい・崩れにくい」化粧品に含まれていることがあります。簡単な見分け方として、成分表に「フルオロ〜〜〜」と記載されている場合、製造段階でPFASを使用している可能性が高いので、できれば避けたほうがよいかと思います。特に毎日使うものなので、お気に入りの品もあるかと思いますが、蓄積される一方なので、他の良品を探すというのも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
最後に・・・・・
ここまでいろいろとPFAS汚染に関することを書いてきました。そして自分にできる対策も考えてきました。
がっ、、、
「危ない!!使うのをやめよう!!」と言うだけでなく、その恩恵を受ける生活様式のこの世界で生きているのだから、一切廃止するのは不可能に近い。
企業が代わりになるような物質を探す(撥水効果はいまのところ、フッ素意外は難しいと言われていますが・・・)、消費者も企業に代替品を作ってもらうように働きかけることも大切だなぁ、と思いました。
これ以上汚染が広がらないように、公的機関に働きかけるのも大切。
実際、自衛隊や米軍基地だけでなく、一般の空港でジェット機の火災があったら、今のところ、PFAS入の消火剤じゃないとなかなか消えません。消火訓練でも実際にPFASの泡消火剤を使います。
極端な話、「PFAS反対!!」というなら、汚染の原因のひとつでもある飛行機使うのやめますか??ってことですが、普通に考えて無理ですよね(笑)
人類はさまざまな技術をもとに、この世界を便利に高度に発展させてきました。(最近は一周回って、ほんとに「高度」なのか、「発展」なのかわからなくなってきましたが。笑)
それによってさまざまな恩恵を受けているわけですよね。
いままでは徒歩や馬に乗っての移動が、自動車や船、はたまた飛行機になり、いままで一生かかってもいけないような遠いところへ、数時間で行けるようになったんです。
そして輸送のネットワークの広がりによって、いままで食べることができなかった食べ物も近所で買えるようになりました。
船や飛行機やめたら、その生活も終わりです。
ネットショッピングも成り立ちません。
ということで、単純にただただPFASやめよう!!反対ーー!!ってだけの単純な話ではないわけです。
実際、米軍関係は日米地位協定が改定されない限り、基地への立ち位置調査の許可も出ないだろうし、そもそもアメリカに忖度して地方自治体が国に要請しても、政府が許可を申請しない。
アメリカの機嫌を損ねると大変なので。。法律改定や国との交渉も必要になってくる。
この世界に生きている以上、便利という恩恵と引き換えに防げないものもあるんですね。
必要悪ともいえるでしょうか。
水道水もそうです。病原菌のいないきれいなお水が蛇口をひねれば出るありがたさ。でもその病原菌をやっつけるために次亜塩素酸を入れる。副産物としての有害物質も出る。
でも水道がないと、困りますよね。
これらのことを理解し、便利を享受した上で、手放していいものを自分で決めて、自分たちでできる対策を地道にやっていくしか今は道はないと感じました。
これはほんとに簡単に解決する問題ではないですね。さまざまなことが非常に複雑に絡み合っている。
国が動かないなら、個人で動く、または同じ志を持った仲間で動いていくしかない。
国は国民を守るのか?と言われたら、素直に「はい!」と言えない世の中となりました。
インターネットのおかげで、さまざまな情報が手に入るようになりました。
フェイクニュースも入り交じるたくさんの情報の中で、知識や考える力がなければ、情報を精査することが難しい時代でもあります。
全て「正解」を得られるわけでもないし、判断に苦しむこともありますよね。
でも、BestじゃなくてもBetterは選択できるはず。
そのためにも、日々学びながら小さなことかもしれませんが、発信していければな、と思っています。
長くなりましたが、本当にお付き合いいただきありがとうございました!!
次は何書こうかなー!!!!
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