知っとこ!PFASの危険性。〈PFAS②〉
ハイサイ!今日は朝からドキドキしましたよー。
車で鳴り響くスマホの警報アラーム。
「へっ?津波警報!?なんで!?地震あったの!?」
地震はまったくわからなかったので、いきなり津波警報でびっくり。
なにかの訓練かと思ったくらい。
沖縄本島は大きな津波の被害はないようで、家族みんな無事で一安心ですが、台湾では建物が崩壊して被害が出ているようですね。。
これ以上大きな被害がありませんように。
能登の地震に引き続き、防災グッズを改めて見直そうと思いました。札幌に住んでいるときは津波の影響はあまり心配がいりませんでしたが、沖縄は海に囲まれているので、津波のことも頭に入れておく必要があります。
自宅は高台なのでその点はよさそうですが、災害対策は普段から意識するだけで、いざというときに行動や心持ちが変わってきますしね。
そして、たくさんのご心配のメッセージ、本当にありがとうございました!
離れていても、こうして思ってくださる方々がいると思うと感謝の気持ちでいっぱいです。
不安な中でも、心が温かくなりました。
想いはちゃんと伝わるんですね。ありがとうございます!!!みなさまの幸せも、ここ沖縄からお祈りしています!!
いい「氣」を送りますねーーーっ!!
さて、今日は前回の「ピーファスって何??」に引き続き、
「ピーファスの危険性」についてお話していきます。
(前回のブログからぜひご覧ください♫こちらからどうぞ)
最近は「知らなかった・・・。」で済まないことが世の中でいろいろ起きているので(詳しくは書きませんが・・・)、知識だけでも入れておくとご自身、ご家族を守る手がかりになると思います。
どうぞ最後までお付き合いください!!
・PFAS(ピーファス)の危険性について。〜何が危ないの?〜
1.身の回りにあるPFAS製品
1948年アメリカの3M(スリーエム)社がピーフォス・ピーフォアを開発して以来、さまざまなピーファス製品を製造し、世界中で販売してきました。同じく世界で4番めに大きい化学会社と言われるアメリカのデュポン社も、51年からフッ素樹脂加工の補助剤にピーフォアを使用してきました。
ピーフォスやピーフォアを含む製品は、撥水・撥油作用(フッ素樹脂加工は耐熱性・耐燃性なども)があるので
・撥水加工の衣料品や靴
・テーブルクロス
・防水スプレー
・崩れにくい化粧品類
・ハンバーガーなどを包む耐油性の包装紙
・こびりつきづらいフッ素加工のフライパンなど
↑ちなみに、フッ素樹脂加工の主成分である「PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)」は人体に吸収されることはほとんどないとされていますが、その補助剤としてピーフォアが使用されていました。フッ素樹脂加工のフライパンに関して製造元に問い合わせをしたこともあるのですが、国内のメーカーは2013年までにピーファス問題の影響で、ピーフォアの使用を全廃しています。しかし、代わりに他のピーファスを使用しています・・・。(ピーファスの種類は4700種類以上あって、代わりがたくさんあるんですね;)
大手のハンバーガーチェーンも2025年にかけて、ピーファスを含まない包み紙へ切り替えると表明しています。
ざっくりと挙げただけでも、身の回りにたくさんのピーファス製品があります。
その他、日常生活ではあまり実感がありませんが、立体駐車場や空港や自衛隊・米軍基地で使用する泡消火剤(水で消せない火災に主に使用します)もピーファスを多く含みます。ピーファス製品を作る工場からも出てます。。。。そしてその流れ出たピーファス汚染が、水だけでなく土壌奥深くにも広がっているのです。
なのでもちろん
・水道水(粒状活性炭で浄水所でも除去しますが、ゼロにはなかなかなりません。汗)
・ピーファスを含む土で育った農作物
・海産物(最終的に海にピーファス流れちゃうもんね)
にも含まれていることがわかっています。
水だけ気をつけていればいいと思っていたら甘かったー!!!!!(涙)
今回の「PFAS市民連絡総会」でも、かなり食べ物からピーファスを摂取しているということを聞き、ガーン!!!となりました(表現古)
逆に何食べたらいいのーーーー!?と・・・。
そして農家さんや漁師さんの気持ち考えたら、心痛すぎる。
さて・・・・続いてめちゃくちゃ肝心なところ!↓
2.ピーファスの人体への影響
①発がん性
WHOの付属機関である、国際がん研究機関は、2017年に動物実験により、ピーフォアは「ヒトに対して発がん性がある可能性がある」としました。
また科学者委員会による、ピーフォアを扱う会社(汚染地区)付近の労働者や住民への調査など、さまざまな機関によって調査が進められました。
その結果、人体で可能性が高いと言われるものは
・腎臓がん
・精巣がん(他にも前立腺がんや乳がんの可能性も指摘されています)
であることがわかってきています。
②がん以外の人体への影響
・甲状腺疾患
・血中コレステロール値の上昇
・肝疾患
・赤ちゃんの出生体重の低下・発達遅延
(不妊増加や流産・不育症のリスク増加などの可能性も指摘されています。妊婦さんはもちろん、これから妊娠を希望する女性はとくに気をつけたほうがよいと言われています。)
そしてこどもへの影響として
・ワクチンへの反応低下
・乳腺の発達遅延
(その他、精子の数と運動能力の低下や性的早熟化など、環境ホルモンの影響に似たような人体への影響の可能性も指摘されています。)
なんか書いていて、複雑な気持ちになってきますね。。
私自身も幼い頃、「こびりつかないフライパンすごい!便利ーー!」と感動した覚えがありますし、撥水スプレーは雪国では必須でしたし、もう長い間、便利を享受しまくって生きていました。
でもでも、「こんな人体や環境に影響ありますよー、てへっ、ごめんなさい、ピーフォア・ピーフォス使うのやめますねーっ」て実際に企業などが動き出したのはここ数年ですよ。
ピーファス製品が広まり始めた当時は、今のようにインターネットもなく、知る術もなく、無論、危険性など疑うこともなく「便利ーー!!サイコーーー!!」と喜んで生きていたわけです。。
水俣病もイタイイタイ病もサリドマイド事件も、何年も経ってからわかったんです。
対策も遅く、その間にどんどん被害が広がっていったんです。
知るのは怖いけど、知らないといけないことってたくさんあるんですね。。。
まぁ、我々の感想は置いておいて、身近にあるピーファス、そして人体への影響を知っていただければ嬉しいです。知らないと始まらないので。
これらの病がすべてピーファスのせいだとは、もちろんいいません。
でも「そのリスクを高める危険性がある」ことは頭に入れておいたほうがいいですよね。
加えて前回記したように、ピーファスは難分解性ですから一度体内に入ると、なかなか分解されず、かつ排出されづらく、どんどん溜まり、長期間によって体に影響を及ぼす可能性が高いのですから、ぎょえーぇ!ですよ。
次回、ピーファス汚染の実態。企業や世界はどう動いているか?をご紹介していきます!!
もちろん、このリスクを回避するためにどうするか!?も追って紹介していきます!!
そこ一番知りたいとこですよね。
長くなりましたが、今日ここまで読んでくださった方と熱い抱擁を交わしたい笑
お付き合い、誠にありがとうございます!!!
参考文献 『これでわかるPFAS汚染〜暮らしに侵入した「永遠の化学物質」~』
原田浩二 編著
合同出版
↑おすすめの本です!!今回参加した報告会にもお越しくださった京大の原田先生の著書です。いろんなデータとともにわかりやすく説明してくださっています。
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